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日記

賢い子と家の関係


子供を賢く育てるためには、家の間取りがたいへん大事になります。
賢さには丸暗記能力のような勉学面と、EQ(心の知能指数)の能力とがあります。
特にEQ能力を高めるのに、家族との会話は不可欠です。
そのため、家族が常に同じ空間にいられるような間取りが望まれます。

幼いうちからも、可能であれば子供部屋はあった方がいいですが、それは寝室としての利用にとどめましょう。それ以外の時間は、リビングで過ごせるような間取りにしたいものです。
少なくとも小学生のうちは、子供はリビングで勉強し、カウンターキッチン越しに家族と常にコンタクトがとれる状態にしておくのが望ましいでしょう。
幼い頃は、家族とともにある時間が長いほうが良いのです。

欧米などでは、子供をたしなめるための罰は体罰ではなく、自室での謹慎である場合が多いようです。
多くの欧米諸国では乳児の頃から個室を与え、一人で就寝させます。
しかし、睡眠以外の時間はリビングで過ごすのが基本です。

幼い子供は、睡眠以外の時間を一人で過ごすことを決して望んではおらず、コミュニケーションをとりたがっているわけです。
脳科学の面で明らかになっていることですが、他者とのやり取りは、非常に脳を活性化させます。やり取りしていなくても、他者の気配を身近に感じる空間にいることは、脳の活動を活発にするようです。

マイホームを、家族が常にコミュニケーションがとれるような間取りにすれば、幼い子供のEQがおおいにアップするだけでなく、IQにも影響すると考えられます。
人とのコミュニケーションには高度な知能が要求されるため、そこを小さい頃から常に活性化させておくことは、知的能力全体をアップさせることにもなるからです。EQだけでなくIQにも、機械的丸暗記だけではどうにもならない分野がたくさんあります。

賢さというのはEQなしでは得るのが難しく、EQとともにあってこそ、真の賢さとして将来社会で評価されるものとなります。
その基盤をつくるのは、幼い頃からの家族とのコミュニケーションです。
日本はしばらく、個室に区切られた空間を過大評価してきた面があるようです。

しかし、現在では、校舎も教室ごとに密室となるつくりをやめ、壁で仕切りを設けないオープン型の構造が増えてきています。
家のつくりもそうした経過をたどっているようです。

特に幼い子供がいる家のつくりは、従来の個別仕切り型を踏襲するのではなく、家族団らんの時間を持ちやすいものにするよう検討してみましょう。

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