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床暖房の種類①

前回、床暖房のメリットとデメリットをご紹介しました。床暖房の導入には、まずメリットとデメリットを天秤にかけてみて判断する必要がありますが、導入を決定したら次はどの床暖房を採用するかを考えなければなりません。

今回からは床暖房の種類を紹介していきたいと思います。
床暖房は大きく分けて2つあります。今回は電気式についてです。

電気式とは、床の下に電気を熱に変えるヒーターを設置しそこに電気を流して床を暖かくする方法です。
電気式に分類される床暖房の種類はいくつかありますが、今回はその中でも3つを紹介します。

1つ目は電熱線式です。
これは電熱線のヒーターを床下に設置し、電気を流す従来から使われてきた床暖房の種類です。発熱体に電熱線ではなく炭素繊維を使った種類もあり、これは耐久性に優れているというメリットがあります。熱線パネルを床下に敷くだけの工事ですので限られたスペースの導入なら設置コストは低いです。そのため電熱線式は浴室だけ、子ども部屋だけ、リビングだけといった一部の部屋のみの導入に向いています。
また、電気代であるランニングコストが高く、長時間の使用は向いていません。
したがって電熱線式は限られた部屋のみで、時間を区切った使用をしたい方におすすめだと言えるでしょう。

2つ目はPTCヒーター式です。
これは床下に温感センサーが設置されている床暖房です。この温感センサーが床の温度を察知し、一定の温度よりも高くなった場所では発熱を抑えるというものです。例えば日光の光が入ってくる窓の近くは床暖房が必要以上に暖められてしまいますが、温感センサーのおかげで床の温度が一定に保たれるのです。これは電気の使用量を抑えるため、省エネかつ節約に繋がります。
ただし、このPTCヒーター式には立ち上がりが遅いというデメリットもあります。

3つ目は蓄熱式です。
これは床下に蓄熱材を設置し、そこに熱を溜めておくというものです。オール電化のご家庭など、電気代に深夜料金があるご家庭の場合、電気代の安い深夜の時間帯に蓄熱材を暖めておいたものを昼間にも使用することができるのです。設置費用は高いですが、安い深夜電力を使うためランニングコストは抑えられます。
また、蓄熱式は広範囲の導入時に最も高い効果を発揮しますので一部分の導入はおすすめできません。その上、蓄熱式蓄熱式は細かな温度調節が苦手です。そのため蓄熱式は基本24時間つけっぱなしという使い方をします。家にいることが多い高齢の方がおられるご家庭や、部屋間に温度差を作りたくないといった方に向いているでしょう。

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